【物書きノマドの低予算×海外放浪記】episode.2 安く長期滞在できる国と新規参入できるノマドワークの始め方

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こんばんは!灯甲妃利ことRennaです。

前回のepisode.1では、女性が1人で安全に海外放浪するための心得と注意点を書きました。

さて、今回はというと!

あまり移動したくないとき、少しの期間一定の場所で落ち着きたいとき、プチ海外移住体験をしてみたいとき、ボランティアや居候ではなく自費でも安く滞在できる『ヨーロッパ』の国を3つご紹介します。

さらに!海外放浪中に収入を絶やしたくない人が新規参入しやすいノマドワークについても解説します。

海外放浪しなくても、安く海外個人旅行をしてみたい方にも参考になるかと思います。

ヨーロッパでも滞在費が安い国はある

ドイツ、オランダ、フランスなど日本人に馴染のあるヨーロッパの国の物価は基本的にとても高いです。
デンマーク。。スウェーデン。。フィンランドになってくると、ひいい!という水準に到達します(ただ、意外とホテルは高くない時期もあったりしますが)

北欧については、住み込みのボランティアを受け入れている現地人たちでさえ、『世界でも上位の生活費の高さなのでご注意ください』と案内しているほどです。

海外放浪の出費はバランスが大切なので、物価が安い国はありがたいです。

ノマドをしながら海外にいる人たち(特に男性)が『滞在費が安い国』としておすすめすることが多いのはジョージアです。

ジョージアはイメージがヨーロッパ寄りではありますが、ヨーロッパからのアクセスは意外と大変です。滞在費は安くても意外に交通費は安くないです。また、治安の面では結構色々聞く国です。

ジョージアは既にたくさんおすすめしている方がいるので、私はヨーロッパ専門の人(?)として、ジョージア以外のより中央ヨーロッパに近い国で触れていきます!

暮らすように旅をする場合に生活費が安くておすすめの国として私が挙げるのは、以下の3ヵ国です。

 

国名 位置 おすすめの移動方法 宿泊費
北マケドニア バルカン半島内(ギリシャの隣でトルコの近く) EUから行くなら WizzAir(ウィズエアー)
Ryanair(ライアンエアー)など
ドミトリー:
月3万円~
アルバニア バルカン半島内(ギリシャの隣でトルコの近く) EUから行くなら WizzAir(ウィズエアー)
Ryanair(ライアンエアー)
ドミトリー:
月3万円~
ハンガリー オーストリアの隣
(ウィーンにバスで3時間で行けるよ!)
EU内ならバスか電車 ドミトリー:月3万円~
Airbnb個室:月6万円~

 

それぞれ生活水準にこだわないなら、日本の都市部で生活するより生活費を抑えることが可能です。

 

滞在費安い国1:北マケドニアは1ヶ月10万円あれば生活可能で日本より安い

北マケドニア

北マケドニアはギリシャと国境が隣接している立地です。バルカン半島内にあります。ちなみにマザーテレサの出身国です。

ドミトリーでいいなら、3万円出せば1ヶ月暮らせます。

食材も全体的に安く、特に野菜は大きくて新鮮でとても美味しいです。ただし、ヨーロッパ内にあるので、ドイツのメーカーなどのハムやらヨーグルトやらアイスの輸入品も普通にスーパーに並んでおり、そちらは先進国水準の価格なので油断せずに価格はしっかり確認して買いましょう。

家賃と食費だけなら、女性の場合は1ヶ月5万円でやりくりも可能だと思います。そこに海外旅行保険やちょっとした観光費用を足しても1ヶ月10万円以内で暮らせます。生活水準を上げないなら日本より安く暮らせる国です。

北マケドニアに日本人がビザなしで滞在できる期間は90日です。北マケドニアは2025年現在EU加盟国ではないので、例えばEU圏内にMAX滞在した後、北マケドニアで90日過ごせば、ビザなしでの滞在可能日数がリセットされるので、再びEU圏内に入れるようになります。

留学や就労などでEU加盟国の長期滞在ビザを取得している場合を除き、滞在可能期間はこのようなやり方で調整することができます。

北マケドニアで日本人が住むなら、首都スコピエか、ヨーロッパの先進国の人たちにとってのグアムともいえるオフリドか、どちらかがいいと思います。

スコピエのほうが都市度が高くて若者が多いです。オフリドのほうがリゾート地でのんびりしています。子供と老人が多いです。

オフリドならAirbnbで月7万円出せば3LDKに住めるという話も聞いたことがあるので(もちろん物件が空いているかは時期によります。特にオフリドはヨーロッパのグアムなので夏はEU各国からの観光客ばかりですぐに埋まります)

私はスコピエも行きましたが、長期滞在したのはオフリドなので、撮ったのはオフリドの写真ばかりです。
こちらはオフリドで有名な観光スポット、『カネオ教会』です。キリスト教の正教会で、日本人に馴染があるカトリックやプロテスタントの雰囲気とはまた違います。

中も見学できてスタッフがいるときは入場料取られるのですが、いないときは無料で入れます笑

聖ヨハネカネオ教会

オフリドには中世の塀も残っています。

中世の塀

北マケドニアってジブリっぽい雰囲気があります。

そういえば魔女の宅急便はバルカン半島仲間のクロアチアが舞台という話もありますし、紅の豚もアドリア海が出てくるので近いといえば近い。似ているのも自然かも?

オフリド

滞在費安い国2:アルバニアは観光地でも物価が安い

アドリア海

アルバニアはヨーロッパ最後の鎖国国家だったところで、一時期は経済的にかなり色々あった国です。アルバニアも2025年現在非EU加盟国で、ビザなしで90日間滞在できます。

物価は安いですが、外国人慣れしていない地域ほどアジア人が長期滞在するハードルは上がるので、日本人が暮らしやすいのはド観光地かなと思います。

おすすめは首都ティラナか、アドリア海に面したリゾート地のドゥラスです。こちらもオフリドと同じく、ヨーロッパの先進国の方々にとってはグアムみたいな感じです。

実際に私が滞在したドゥラスを例にすると、ドミトリーなら1ヶ月3万円~あります。
ただし、綺麗さ(特に水回り)を重視するなら、1ヶ月5~6万円くらいのところを選んだほうがリスクは低いです。

物価は山盛りのケバブとポテトで600円くらい、お店のアイスが1カップ100円くらい。そしてスーパーの食品は安いです。自炊できるなら節約可能です。
こちらも1ヶ月10万円以内で生活することはできます。

ただし、こちらも北マケドニアと同様、ハイシーズンは『安い滞在先』の選択肢が少なくなるかもしれません。

私はドハマりしませんでしたが、アルバニアに行ったことがある日本人はだいたい『アルバニア超楽しいー!』っていいます。

バルカン半島のその他の国も滞在費は安い

今回は私が実際に滞在した北マケドニアとアルバニアに触れていますが、バルカン半島内のその他のほとんどの国も滞在費は安いです。

特にモンテネグロはとても綺麗らしいです。私も行ってみたかったー。

セルビアはより中央ヨーロッパ寄りなので物価は上がるそうですが、それでもEU先進国より断然安いです。

注意点は、EU加盟国ではないバルカン半島の国には、アジア人を見慣れていない人が多いことです。
ほとんどの人が親切ですが、もしかしたらからかわれたり嫌なことを言われるかもしれません。

だが、しかし!それを加味してもバルカン半島は楽しい場所です。

滞在費安い国3:ハンガリーは都会的なのに滞在費を節約できる

ブダペスト

ハンガリーはバルカン半島ではなく、オーストリアの隣なのでヨーロッパのど真ん中なのですが、実は滞在費は安いです。

ヨーロッパのど真ん中なので、街並みがそういう感じ(語彙力)

日本人がイメージする中世っぽさがあり、ドナウ川が流れる首都であり有名な観光地であるブダペストは都市計画に基づいた設計をされていて、もうね、感動します。写真より実物のほうが綺麗。街が本当に綺麗。

私が泊まったドミトリーホテルの場合!時期にもよりますが、予約サイトで見ると30泊して合計3万円ちょっと~のときがあります。私が泊まったときも2泊で3,800円でした。

『アベニューホステル』というところで、ブダペストのほぼ中心地です。トラム駅が目の前なので便利。

Booking.comで宿泊施設を見る

ただし、ハイシーズンである夏は30泊で8万円~に跳ね上がったりします。それでもヨーロッパ基準で考えればとてもリーズナブルで、食費が削れるのでひょっとしたら日本より生活費抑えられる人もいるかも。。?

いずれにせよハンガリーもシーズンや予約状況によって金額が変動するので、ハイシーズンに被ってしまう場合は1週間ずつ安いホテルを渡り歩くなど臨機応変に対応するといいです。

このホテルは本当によかった。男女共用の12名部屋で各部屋にシャワーとトイレが1つずつついているスタイルですが、こういうところに泊まる方はだいたいが夜まで出かけるので、目立った混雑はありませんでした。

1つだけ2名用のベッドがあり、私はハンガリーだけ友達と観光したので、このベッドを予約しました。

ブダペストのホテル

ちなみに朝ごはんが宿泊費に含まれています。

卵や野菜もあり充実していました。ここに泊まると食費の節約にもなります。部屋に自炊できるキッチンもついています。

もしまたハンガリーに行くなら、私はここをリピートします。

各部屋についているキッチン

ハンガリーはドミトリーだけでなくAirbnbもリーズナブルで、中心地から少し外れても大丈夫なら30日間6万円で滞在できる物件が出ているときもあります。

ハンガリーの良いところはアジア人の滞在しやすさにもある

ハンガリーの良いところは物価の安さ、街の綺麗さ、ごはんのおいしさともう1つ。『アジア人の滞在しやすさ』にもあります。

首都のブダペストは東アジア系の住人がとても多いです。その理由ですが、ヨーロッパの中でもビザが取りやすいとか、大学に入りやすいとか、物価が安いとか多分色々あると思います。

お店でアジア人が働いていることも多いので、アジア人が観光しているだけで珍しがられることはまずありません。

海外放浪中に新規参入できるノマドワークの始め方

私が海外放浪中に出会った日本人は、現地で会社勤めしていた方もいればノマドの方もいて、まったく収入を得ないで海外放浪している方のほうが少なかった印象です。それは日本人だけでなく、ヨーロッパ人も同じでした。
(※大学生の休暇や、学校を卒業してすぐの人たちのギャップイヤーは除きます)

日本人のノマドにも様々なタイプがいて、エンジニア、ユーチューバー、動画編集、グラフィックデザインとか色々。そしてノマド=そういう人たちがやることというイメージもありますよね?

それで、ノマドとして海外放浪する=そういう仕事を探したいと感じる方もいるかもしれませんが、もともと日本でその業界で働いていた人や経験がある人ならもちろん見つけられます。

しかし全然関係ない業界で働いていた人が、海外放浪中に収入が欲しいという理由だけで新規参入するのはとても難しいです。

受注するために、知識や技術や経験が必要になってきます。

海外放浪期間のためだけにその分野のノマドをする準備をしたとて、日本に帰国した後に同業界で働くつもりがないならハードかもしれません。。

私が、『海外放浪中にちょっとした収入があればいいだけなのだ。。』という方が新規参入するのにおすすめするのは、ライター業or架電の業務委託案件です。

ライター業は副業程度の収入でいいならたくさん案件がある

ライター業も紙書籍の案件を得ようとしたらとても難しい。私は6年くらいかかりました笑

しかしWEBのコラムなどだと未経験者を募集しているところはたーくさんあります。

最近は以前より単価も上がって、1文字1円くらいに設定している会社さんが多いです。3,000文字書けば3,000円。だいたい1記事1.500文字~3,000文字の案件が多いです。

応募要項で『SEOの知識がある人』と記載されていることもあるのですが、未経験者でもOKになっている場合は、現時点でそんなにわからなくても大丈夫。そんな高度なことは求められないので、応募してオンライン面接までにちょっと調べて理解しておけば何とかなります。

とはいえWEBのライター業だけで月10万円を稼ごうと思うと、新規参入で準備期間が短いと難しいです。

しかし月3万円~5万円だけでいいなら、そんなに難しくありません。ランサーズやクラウドワークスで探せばたくさんあります。

ランサーズあたりだと1案件ずつ応募して契約を取る方法もありますが、依頼した案件を問題なくこなしてくれたらその後は長期契約を結びたいと明記して募集している会社さんもあるので、そういうところを契約すれば営業するストレスはなくなります。

それでも1社契約して月3万円くらいの収入であることが多いのですが、3万円あれば1ヶ月の食費くらいはまかなえます。

ここでのポイントは、『海外放浪中にノマドをやって収入確保』です。

つまり、『それでずっと食っていける仕事』として触れているわけではありません。ノマドでそういう仕事のやり方を目指したいなら、探し方も準備するべきことも変わってきますので、目的が内容に適している方だけ参考にしてくださいね。

私は文章を書くのがめちゃくちゃ好きで、だから小説や漫画原作の仕事もしてライター業もして自分ではブログも書いたりしているわけですが。。笑

世の中には文章を書くのがあまり好きではない方もいるでしょう。

そのような方の場合は、ノマド架電。。というと変な言葉ですが、これが案外おすすめです。

ノマド架電はアルバイト的な時間勤務ができるので収入計画は立てやすい

私の友達は海外放浪しながら、その仕事で月に20万円稼いでいました。

ノマド架電はいわゆるコールセンターの業務を在宅でやることで、日本でこういう働き方で募集している求人は増えていますよね。

日本在住の方だけを募集している在宅コールセンターもありますが、探すと海外在住でもマイクつきのヘッドフォンを用意できるならOKとなっているところもあります。

特にヨーロッパにいると日本時間の深夜帯に働けるので、24時間営業しているコール業務だと重宝されやすいそうです。

日本語のみの在宅コールセンターも、英語ができる人を募集している在宅コールセンターも、探せばどちらもあります。

コール業務はやりたがらない人も多いため、ライターよりも即日決まりやすいというメリットはあると思います。

フルタイムもあればアルバイト的な働き方を選べるところもあるので、海外放浪期間中の収入を確保して、日本に帰国したら他の仕事に転職したい。。とかでも全然いいと思います。

私の友達はその条件で採用されていました。

このブログシリーズは続きますので、次回もよろしくお願いいたします!